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Unchain 2nd ~ 気弱なおっさんが ネットの匿名性を良い事に 浮き世のしがらみにとらわれず 言いたいことを言い 書きたいことを書く たしかそんなblogだった

Windows Phone7について聞いた話 勝手にまとめ

   

先日WindowsPhone7について聞いてきた話について自分なりにまとめてみます。
あくまで今の仕様についてです。
 
開発の根底にあるのは、スマートフォンの用途って本当にアプリを立ち上げてなんかすることなの?という事。
アプリを立ち上げて何かするのではなく、何かしたい事、ほしい情報などに対して何らかのアクションを起こしていくべきでは、というような思想に基づいて開発されているそうです。
 
その基本となるべき部分がホーム画面のタイル状のメニュー、ライブタイルであり、HUBという概念だったりするようです。

ライブタイルはいわゆるWP7の入り口。
タイル状のメニューに色々と機能を割り当ててカスタマイズできるようです。
ここになにを割り当てるかはユーザーやベンダーの自由ですが、この画面自体をカスタマイズすることはできないようです。

ライブタイルはアプリケーションへのショートカットであり、HUBへの入り口でもあります。
HUBとは同系列複数の情報がまとまった情報ポータルのようなもの。
WP7の端末はホーム画面からこのHUBかアプリケーションへアクセスして利用するようです。

HUBは全部で6つ。People,Pictures,Music+Video,Marketplace,Office,games。
それぞれ人(メールを出したり電話をかけたり)、画像(撮影)、音楽と動画(鑑賞)、アプリケーションの起動(マーケットプレースから落としてきたもの)、オフィス文書関連、ゲーム。
となっています。
アプリケーションの開発者は自分のアプリをこのHUBに組み込むこともできます。
HUBの種類を増やすことはできないようです。

開発環境はsilverlightとxna。
これはすべて無料で提供されます。
またsilverlightはPCとWPとの区別がなく、基本同じバイナリが動作するそうです。
つまりPC用で作ったアプリもUIさえなんとかなればそのまま使える、ということらしい。

6.5と比べると開発環境は一新され無料で提供。PC用アプリケーションとの明確な違いがなくなりました。
従来より自由度は下がりましたがその分セキュリティや安定度向上を狙っているようです。

マルチタスクについては、アプリケーションは裏に回ると基本は停止。
前面に出てくると再開。もちろん直前の状態を記憶している。
ただし、音楽やGPSなど裏でも動かないとお話にならないものはMS側で許可しているため動作する。
 
つまりiPhone4で大々的に実現した!と言っているなんちゃってマルチタスクと同じ動作。
同じ動作でジョブズはマルチタスク実現!と言ってしまい、MSはマルチタスクできません、と言ってしまう。
MSに一番必要なのは図々しくてカリスマ性のある広報担当じゃないかと思ったり。

マーケットプレースは価格を改訂。
シェアウェアは審査無料。(アプリケーションが売れればMSにお金が入るため)
フリーウェアは5本まで無料。
6本目からは$19.99。

また、即時性を確保するためベータテスターリリースを採用。
ベンダー側で選定したユーザーに対してベータテスター用のサーバ上のプログラムをマーケットプレース経由で配布可能。

また、情報のPUSH配信にも注力し、MS側で立ち上げたサーバ上でユーザー一人一人が設定した内容で、様々な情報をWP7端末上にPUSH配信出来るようになる。(かも)
例えばお天気情報や、電車の運行情報などをPUSHで受けてタイル上に表示したり、が可能になるのかも。
 
というわけで、WP7はかなり面白いんじゃないかとかってに期待しています。

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