[News]改革戦線やる気なし：携帯各社の「２年縛り」見直し　収益優先で抜本改革に二の足

ＮＴＴドコモ、ＫＤＤＩ、ソフトバンクの３社が総務省の２年縛り見直しの方針を受けて、無料で解約や他社への乗り換えができる「更新月」を、２カ月間に延長すると最初に示唆したのは昨年４月。各社首脳はその後の会見などで、２年の契約期間を１年とする案や２年目以降は自由に解約できる案なども披露した。

略

携帯大手が「協調的談合」（高市早苗総務相）よろしく、２年縛りの抜本改革の先送りで足並みをそろえた背景には、昨年１２月に総務省が３社に要請した、データ通信利用の少ない利用者向けの割安な料金プランや、販売奨励金の適正化などの影響がある。携帯大手幹部は「影響していないとはいえない」と打ちあける。

　収益減少につながりかねない施策を矢継ぎ早に求められた携帯大手各社にとって、顧客囲い込み効果が最も大きい２年縛りは、“最後のとりで”にあたる。携帯大手は「うちから積極的に（見直し案）は出せない」（幹部）と二の足を踏む。

　総務省幹部も２０日の会合では２年縛り見直しについて、来年度からの実施にも理解を示したという。しかし、「実質０円」以下さえ当たり前だった販売奨励金の適正化や、トラブル続きで最高裁まで争われた２年縛り問題の抜本改革は、いわば販売正常化の両輪だ。
　
携帯各社の「２年縛り」見直し　収益優先で抜本改革に二の足

個人的に一番注目しているのがこの2年縛りに関する改正。
最高裁まで争われ、違約金は適法とされていますが、それでも問題は大きいというか利用者に不利益が大きすぎると考えています。

私としては別に1年で何とかしろとか言うつもりはなく、2年目以降自由に解約が妥当だと思っています。
2年使い続けたんだからそれ以上は自由にさせてよ、という理屈です。
すぐに解約されると困る、という理屈は分からなくもないですが2年ごとに契約を自動更新して確認もしないというのはいくら何でもやりすぎ、利用者に一方的に不利益を強いる仕組みだと思います。
何より2年使えば「すぐに解約」ではありません。

とりあえず今回の対応を見るに、どうせキャリアはまた愚にもつかないようなプランを持ってきてお茶を濁そうとするのだろうと思います。
それを見てまた大はしゃぎする携帯ライターの人などもいるのでしょうけど、皆の立ち位置をしっかり見極めて記事を読む必要があると思います。

 - androidニュース