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MVNOについて調べてみたでござる

   

MVNOについて疑問を呟いている人がいたのでちょっと調べてみました。
そしたら大体のことがこちらに乗っていましたw

なぜauのMVNOはmineoとUQ mobileだけ?

そちらと他のサイトを参考にしつつ、調べてみた事をまとめていきたいと思います。

■MVNOとは

通信事業者の設備を持たない会社が、持つ会社にその設備を借りて、通信事業者としてのサービスを提供する事。
初期はb-mobileが有名でしたが、最近はIIJやso-netなど多くの会社がMVNO事業に乗り出しています。

■3キャリアとMVNOの関係

docomo、au、SBM、それぞれがどの程度MVNO事業者に回線を貸し出しているか。

docomo:多数
au:mineoとUQ
SBM:なし

という結果になってるようです。

■なぜdocomoばかりなのか

まずauのMVNOが少ない理由のひとつはauの従来の通信方式がCDMA2000というマイナーな通信方式を採用しているためです。
MVNOは基本的にSIMロック解除した国内の端末やSIMフリーで作られた端末で使う目的で契約されます。
日本国内ではCDMA2000で使える端末はほぼauの製品しかなく、海外のSIMフリー端末を引っ張ってこようにも対応端末も少なく、わざわざauの回線を借りてもMVNO事業をするメリットがあまりないわけです。

次にSBMですが、こちらの従来の通信方式はW-CDMAというdocomoと同じメジャーな方式を採用しています。
ですがSBMはMVNO事業に回線を貸し出す際の料金を高く設定しており、そのためMVNO業者が契約するメリットが無いらしいです。

その価格docomoのおよそ3倍とかw(auはおよそ2倍)

本音を言えば、通信業者は自社の回線の貸し出しをしたくないんだと思います。
設備投資や運用のコストなどを考えれば、その設備を他者に貸し出すよりは自社で使いたいと思うのは当然のことです。
そのためSBMは貸出の際の料金を高く設定してMVNO業者を締め出している、というのが実情のようですね。
まぁ、ほら、SBMは結構設備もアレがナニな感じですし。

じゃあなぜdocomoはMVNO業者に安く貸し出しているのか、というと電気通信事業法第30条第3項に「禁止行為等」という項目があり一定のシェアを持っている通信事業者は他社よりも強い規制を受け、他者に不利益を与えるような値段設定が出来ないんですよね。
docomoはその一定のシェアを持つ電気通信事業者に指定されています。
平たく言えば指定暴力団みたいなもんですね。

なので安く回線借りれて、メジャーな通信方式を採用しているdocomoの回線が契約されるというわけです。

ちなみに現在日本の携帯3社は通信方式としてLTE/VoLTEを普及させようとしています。
というかすでにかなり普及しています。
auの端末でもLTE/VoLTEに対応している物であればこれまでのように孤立した状態にはならないようです。

「白ロム」のau端末をSIMロック解除してみた

しかし通信方式がLTE/VoLTEに統一されていく今後にしても、この回線の料金の問題があるのでdocomoの回線を使うMVNO業者が多いという現状は崩れないと思います。

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