WindowsMobileケータイとは

WindowsMobileケータイ、もしくはWindowsケータイと言われている物ははたしてどんなケータイなのでしょうか？
ここではいわゆるWindowsケータイについて説明します。

1.WindowsMobileケータイとは？

WindowsMobileケータイとは、Microsoftが開発したWindowsMobileというOSを搭載した携帯電話のことです。
MSOutlookの入ったコンピュータと予定表、連絡先、仕事などの連携が出来たり、Excel、Wordなどの簡単なファイルが読み書きできたりと、通常の携帯電話よりもパソコン寄りな機能を持った携帯で、海外などでは「スマートフォン」と呼ばれる電話の一種です。

2.WindowsMobileケータイの魅力

WindowsMobileケータイの一番大きな魅力はその手軽さとカスタマイズ性の高さです。
ポケットから取り出して立ち上げ、すぐに使える手軽さはいくら小型化したとはいえパソコンにはない魅力で、まさにWindowsMobile「ケータイ」 と予備にふさわしいと思えます。
次に、ユーザーが導入できるアプリケーションが豊富にある、という点も非常に大きな魅力です。
インターネットを見るためのWebブラウザも標準で付属しているもの以外に、有償無償含めて何種類も存在しています。
また、例えばあるボタンを押すとあるアプリケーションが起動する。この起動するアプリケーションを別のものに変更したいと思った場合、WindowsMobileケータイなら設定で簡単に変更することが出来ます。
このように、アプリケーションを自由に追加して、さらにその追加したアプリケーションを使いやすくカスタマイズすることで、どんどん自分の使いやすい環境を作り上げていくことが出来るというのが、WindowsMobileケータイの大きな魅力です。

その他にもパソコン向けのWebサイトがそのままある程度見れる、簡単なExcelやWordが読み書きできる、Windowsパソコンと情報が連携できる、家のメールやフリーメールがそのまま利用できるといった魅力があります。

3.WindowsMobileケータイに出来ないこと

WindowsMobileケータイは様々なことができますが、万能ではなく出来ないこともあります。
まず念頭におく必要があるのはWindowsMobileケータイ=パソコンではない、という点です。

基本的なことですが、パソコン用のアプリケーションをWindowsMobileケータイにインストールすることは出来ません。
一太郎や花子、Office2007といったパソコン用のすべてのアプリケーションが、WindowsMobileにはインストールできません。
WindowsMobileケータイにインストールできるのは、WindowsMobile用のアプリケーションだけです。

Webで簡単な調べものをしたり、メールを見て返事を書いたり、予定を書きとめたり、地図を確認したり。
これまでパソコンを持ち出さないと出来なかったけれど、いちいちパソコンを取り出すのも面倒くさい、そういう部分を担うためのツールだといえます。

一部の雑誌やTVのCMなどでは「これがあればパソコンいらず！」といった取り上げられ方をしますが、WindowsMobileケータイはパソコンの補助的な役割は出来てもパソコンの代わりにはなりません。パソコンとは全く別物だという認識が必要です。

また、ケータイなら簡単に出来る多くのことが、WindowsMobileケータイには出来ません。
例えば多くのケータイサイトにWindowsMobileはアクセスすることが出来ません。
一部複雑な設定を行えばアクセス出来るサイトもありますが、サイト側が本気でアクセスを禁止しているようなところにはアクセスできません。
また、ほとんどのWindowsMobileケータイがワンセグも視聴できません。（ごく一部の機種で視聴できるものもあります）

さらにはお財布ケータイも利用できません。
お財布ケータイの便利さを知っているユーザーには、これは結構痛いです。

このようにWindowsMobileケータイは、パソコンよりも手軽で、携帯電話よりもカスタマイズ性に優れている。その代わり従来のケータイのサービスからは少しはみ出しているケータイだといえます。