キャリアはやめさせたくないんだと思う『ガラスマの「囚人のジレンマ」はもうやめたら?』
日本とアメリカの両方で、スマートフォン向けアプリを提供している開発者から聞いた話。とある日本だけで使われているAndroid端末(=ガラスマ)でその会社のアプリを使っているユーザーから、動かないとのクレームがあり調べてみたところ、Android OSのメーカー独自部分に重大な欠陥があることがわかったそうな。「だいたい、日本の携帯端末って、ものすごい機種数があるから、カタログがものすごく立派で分厚い。あんだけたくさんの端末をそれぞれのメーカーが出して、ちゃんとあとのサポートができるはずがない。不具合直す気がぜんぜんないんだから。端末もカタログも、どんどんゴミ作ってるのと同じ。」ごもっともである。確かにAndroidという同じOSを使っているが、それでも機種ごとに微妙に異なる。iOS vs. Androidという宿命の対決の中で、Androidの「細分化」というのは特に開発者にとっては大問題。先日Tweetしたように、もともとiOSのほうが何かと開発者フレンドリーなのに加えて、Android側は端末機種の細分化問題も抱える。
囚人のジレンマをやめたらいいのに、というのはまさにその通りなんですが、囚人をこきつかって甘い汁を吸っている看守はやめさせたくないんだろうと思います。
看守というのはもちろん日本のキャリア。
サービスを売るという名目のもとにユーザーを囲いこみ、ハードウェアのガラパゴス化を進めているキャリアはやめたくないんだと思います。
きっといまだに土管屋にはなりたくなくてサービスで稼ぎたいとか考えているんでしょうね。
日本のメーカーを疲弊させ、ダメにしてるのって、やっぱりキャリアなんだと思います。
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