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Unchain 2nd ~ 気弱なおっさんが ネットの匿名性を良い事に 浮き世のしがらみにとらわれず 言いたいことを言い 書きたいことを書く たしかそんなblogだった

はじめてのT-01B #t-01b

   

普段はBBB9700、iPhone4とT-01Aの3台をトリプルメインとして使っている私ですが、T-01Bを使わせて貰う機会があったので少し感じたことでも書かせて貰おうかと思います。

最初、触ってみた感想としてはハードウェアが遊びが少なく、とてもかっちりと作られていて好印象を持ちました。特に、スライドキーボードのギミックが初代W-ZERO3と同じレール式なのですが、キーボードを展開した時のグラつきが非常に小さく、いくつかの機体を触ってみても同様のクオリティを出せているようです。また辺縁部が全てラウンド処理されているので、手への当たりが優しく、本体重量の軽さ(160g)と相まって長時間持っていても疲れない・しんどくないのはその重量バランスまで考えて設計されているからかもしれません。サイドシルに配置された各ボタンも主張しすぎず、使いにくすぎずという、いい配置・形状が検討されたようで、特に電源ボタンがT-01Aと違って少し出っ張りのある形になっていても誤爆が全くなかったのには、素直にちょっと感激しました(*´ω`)

フロント部分に配置された通話/Windows/Homeボタンですが、感度も良く、起動するアプリから通話ダイヤル画面とHome画面への移行がサクサクと出来るのはとても便利ですね。ハードウェアキーの方が位置関係をブラインドで把握できることもあり、個人的には好みなのですが、使い慣れれば問題はなさそうです。また画面最下段に配置されたタスク管理/連絡先/よく使うメニュー/Homeカスタマイズ/アプリケーションと設定ボタンは、他のWindowsマシンでもそれらの項目をHome画面にショートカットとして配置したり、使わないハードウェアキーにバインドしてよく使われるメニューでもあると思います。これらの機能をHome画面にデフォルトで組み付けることによって、これまでWindows Mobile機種を触ってこなかった方でも細かなカスタマイズを行わずに、ただ欲しいアプリケーションをMarketplaceやドコモマーケットから持ってきてインストールすればいい、最低限の形を体現できているんじゃないかな、と個人的には感じました。

正直、これまでのWindows Mobile機種は、この最低限のカスタマイズをユーザーの手に委ねて(依存して)しまっていたために、ユーザー層がとても限定的にしか広がっていかなかったんじゃないかと、私自身思うところがありました。Windows PCを自分が使いやすいようにカスタマイズできる方にとっては当たり前のことであっても、そうしたことに慣れていない場合は「どうやれば自分が使いやすくなるのか判らない」、「そのためのナレッジを高めることに費用対効果を感じない」から入手せずに/使わずにいた、という印象を持たれた方も少なくないかもしれません。だからこそ、今回のこの東芝の努力の結果はとっても評価できると思っています。ただもうちょっとアイコンを洗練したものにするとか、アレンジ(バージョン)を多様化してくれた方が、市場のウケはいいように思うんですけど(*´ω`)

素の状態でもある程度使えるようにはなっていても、【InternetExplorer】は出来るだけ使いたくないし(笑)、【Kinoma】プレイヤーは肌に合わないので自分が好きなアプリをインストールして使いたいと思ったときに、いちいちmicroSDなどのメディア経由ではなく、MarketplaceとドコモマーケットからアプリをOTA(Over the Air)持ってこられるのは、セッティングがとても楽ちんになりましたよね。出先で突然、フォーマットしたくなった時でもさくっとできてしまいますし、いい時代になったものです。ただ、Marketplaceを使用する場合、Windows Live IDが必要となるのですが、静電容量式タッチパネルを実装するT-01Bの画面上から新規でWindows Live IDを登録しようとしたときに、なかなかスイッチがちゃんと操作できずにイライラしっぱなしでした(=PC上からWindows Live ID登録をするハメに……)。

少々話題が脱線気味ですが、昔の感圧式タッチパネルならこんな事はなかったし、手書きメモアプリをもっと生かせたのになぁ、というのが少し残念なところです。

文字入力マシンとしてT-01Bの実力は、ATOKを標準装備していることから、変換効率は非常に高くなっていて、必要なところにはコストをかけることによって生産性を高めるための選択がきちんと為されていることに好感触。特にハードキー自体の作りがしっかりとしているので、長い間使い込んでも少々のことでくたびれてはこない印象を持ちました。ただ、キーボードが少し横長なので、真ん中部分に配置されたキーを入力するときに少々コツ(力?)が必要となるために、入力したつもりなのに識別されないままになってしまうケースもあるかもしれません。特に、キーボード配列に慣れてきたぐらいに少し早めのスピードで入力したときに、そうしたケースに遭遇するかも。個人的にはもうちょっとキートップ形状を縦長にしてくれた方が良かったのですが、この感覚(主観)には個人差がありそうですのであまり言わないことにしましょうか(*´ω`)

いろいろとインストールするアプリを変えてみたりすることによって、楽しむ幅が広がりそうなT-01B。もっとdocomoが拡販に力を入れて、これまでのWindows Mobile機種よりも使いやすくなっていることをアピールすればウケそうな気がするだけに非常に勿体ないなぁと思います(´・ω・`)

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