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[News]中身が無さすぎる:スマホ販売への「実質0円撲滅指導」は 本当に必要だったのか

   

キャッシュバック(現金還元)などの販促費を削減させるために総務省が「指導」した「実質0円撲滅」の影響で、2月のドコモ、au、ソフトバンク3大キャリアのスマートフォン販売台数が激減したようです。「実質0円」終了前に起こった駆け込み需要の反動によるもののようですが、「実質0円撲滅」は、ほんとうに必要な「指導」だったのか、はたして総務省が関与すべき問題だったのか、それで何がえらえるのかは疑問に感じるところです。

スマホ販売への「実質0円撲滅指導」は 本当に必要だったのか

なんとも中身の無い記事だなぁと思います。

実質0円撲滅は必要だったのかといいながら、話は販売報奨金の規制の話が主体。
販売報奨金の規制の理由は「販売報奨金というぬるま湯につかっているメーカーの開発力が低下するから」というものなのですが、それも本当かどうか疑問といいながら、ではなぜメーカーの国際競争力が皆無なのかという点の考察がされていない。
読んでみるとただの思いつきや既存の意見の否定を書き垂れただけの根拠や論拠が全く示されていない文章に仕上がっています。

個人的には販売報奨金(メーカーが自社の端末売るために販売店に払う諸費用、インセンティブともいいます)による実質0円などの不健全な値段設定が国内キャリアの国際競争力を下げたのは間違いないと思います。
なんというか、メーカーからユーザーニーズを取り入れて端末作りをする能力を奪ったというか。

昔は「日本人は全部入りがすき」と言われていました。
しかしどれも似たり寄ったりの値段であれば、ユーザーも本来必要でない機能でも何でも「入ってないと損」と感じ全部入りを選びます。

つまり機能によって差のほとんど出ない歪んだ販売価格によってユーザーから間接的に選択肢を奪っていたんですよね。

それによってメーカーも「全部盛り出しときゃ売れる」と勘違いして必要ない機能までてんこ盛りにした全部盛り端末を出すようになった。
海外でも必要ない機能をてんこ盛りにした全部盛り端末を高い値段で発売して惨敗、という流れだと思います。

例えば一昔前はワンセグが付いていない端末は売れないと言われていました。
でも実際にワンセグなんか使っている人がどれほどいたか、という話です。

そして実質0円以後キャリアの売り上げが落ちているのだとすれば、本来総務省が提示した「実質0円をやめて安いプランを作れ」という指導に対して「値段は低いけど実質値上げ」みたいなプランを恥ずかしげもなく出してきたからにほかなりません。

そういう部分を指摘もせずに「キャリアが苦戦しているから総務省の指導は間違いだった」と言ってしまうのは短絡が過ぎると思います。

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